元幼稚園教諭が効果を感じた おもちゃのお片づけを促すコツ

こんにちは。きぃです。
わたしは短期大学で幼稚園教諭2種免許を取得後、幼稚園で9年間勤務していました。

幼稚園教諭時代に受けた相談

担任としてクラスを受け持ち、可愛くて面白い子ども達と毎日過ごさせてもらいました。

保護者の方とお話をさせていただく中で

「うちの子ちゃんとお片付けしてますか?」
「まだ遊びたいって毎日大変…」

とご相談をいただくことがありました。

お片づけって毎日のことで、その時の気分の状態によっても反応が変わるから大変ですよね。

子どもは、様々なことを吸収して三歩進んで二歩下がりつつも日々成長中。昨日は「出来るようになった!」とうまくいったことが、今日は「あれ?」なんてことも多々ありますよね〜

先生を経験して知ることができた【お片づけのコツ】をいくつかお伝えします作戦の引き出しを増やすような気軽な気持ちで、ぜひ試してみてくださいね。

少しでも子どもたちと、保護者の方や同職の先生方の日々のお片づけのヒントになったらうれしいです。

おもちゃのお片付けって大変

子ども目線、大人目線のおもちゃのお片づけの大変さ

子どもの気持ち

  • おでかけ、お風呂、ご飯、寝るより遊びたい。
    「どうして今片付けなきゃいけないの?」
  • 好きな遊びに集中し始めたら、キリのいいところまで遊びたい。
  • また続きをしたいから出しておきたい。
  • 途中で他の遊びをしたくなって、いつの間にかたくさんのおもちゃが出てる。
  • 遊ぶのは楽しいのに、お片づけはつまらない。
  • (複数人で遊んでいると)自分は使ってないのにどうして片付けなきゃいけないの?

大人の気持ち

  • もう「おでかけ」「ご飯」「お風呂」「寝る」時間になるから片付けてほしい。
  • 出したままだと「踏んでしまったら危ない」「じゃまでしょう」「失くなってしまう」。
  • たくさんおもちゃを出すと片付けが大変なのに。
  • 嫌がらずに片付けをしてほしい。
  • 片付けられない大人になったらどうしよう…
  • こんなに片付けないのはうちの子だけ?

遊びは楽しく想像(創造)力が育つ大切な時間。
遊び同様にお片付けも、子どもと大人がお互いに気持ちよくできたらいいですね。

遊びから片付けへの気持ちの切り替え方

事前に片付けのタイミングを知らせてみよう

楽しく遊んでるのに、突然「もうごはんだから片付けよう」と言われると、【大人の勝手でお片づけをさせられる】ような不満な気持ちが生まれてしまいます。

幼児期は、大人のように見通しを持って行動をすることがとても難しいです。保育をしていて【いつ何をするのか】伝えておくことは大切なんだなと感じました。

遊び始める前に【いつ何をするのか】

「◯時にはお片付けしようね。
おもちゃを片付けたら、おやつ食べようね。
今日のおやつはゼリーだよ。楽しみにしててね」

お片づけとその後の予定を伝える。

すると、楽しく遊んでいても「片付けの時間だよ」と伝えても、「もうおやつを食べるんだ」と次の行動が頭に浮かぶようになります。

約束しよう

時計の針で
「6の数字になったら片付けね(3歳未満は指をさしてあげると分かりやすいです)」

【時間の約束】を伝えると、時計を意識して覚えるきっかけになります。

ホワイトボードや黒板(百均でも売ってます♪)に
【◯の数字に片付け】
と書いておくと目に入った時に片付けの時間を意識できます。

【模型の時計】の針を片付けの時間にしておき。
「この針と同じになったら片付けだよ」
と本物の時計の横に置いて、目に入るようにしておく。

 

 

次々遊びたいものが変わって、いつの間にかたくさんおもちゃが出てお片付けが大変…どうしたらいいの?

【お片付けしながら遊ぶ約束】
「次の遊びに行く前にお片づけしようね」
本人も大変な思いをしてたくさんのおもちゃを片付けなくて良くなります。

 

【遊ぶものを選ぶ約束】
「今はどれで遊びたい?」
細かいおもちゃの時は「レゴともう1つのおもちゃにしようか」と選んでおく。好きなおもちゃで遊びたい気持ちも満足して、お片付けも楽にできます。

 

【出すおもちゃを交換 作戦】
あればあるだけ出したい派のお子さんもいますよね。笑
一部のおもちゃを子どもの目の届かないところにしまっておいて、遊びの様子を見て寝ている間などに交換しておく。

いつも同じおもちゃが出ていないことで新鮮な気持ちで遊べたり、収納やお片づけも楽チンになります!

※使わないおもちゃ棚にふんわりと布をかけておくと、一部のおもちゃが目に入らなくなって出しすぎ防止になりますよ。

片付け10分前の声かけ

遊び始めると夢中になって、約束の時間なんてぽーんっと忘れちゃいます。「まだ遊びたかった!!」と涙を見るより、「楽しかった〜」と可愛い笑顔が見たい。

「あと10分(「この数字までだよ」と時計を指差し)でお片づけだよ。時間になったらお片付けする約束だよ」と声をかけると、は!っと約束を思い出します。

砂時計を置いて「あと3分、この砂が落ちたらお片付けね」と見えるところに置くと視覚的にあとどれくらい遊べるのかがわかりやすくなります。

「お片づけの○分前」と伝えることで、
【残り時間どのように遊ぶ】かの見通しと【気持ちの切り替え】をするチャンスが出来るんです。

片付けの時間のアラーム

時間になって「お片づけだよ」という声かけで「えぇ〜…」とがっかりしてしまったり「やだー!」と反発する子もいました。

そんな時は物に頼る作戦。笑

「この音がなったらお片付けだよ」と遊ぶ前に約束して、
【ベル】や【アラーム】を鳴らす。

すると、「お片づけだよ」と言う親に対しての「うるさいな!」という気持ちではなく、「片付けの時間になっちゃった」という事実だけが伝わるんです。

同じ片付けの時間なのに不思議ですよね。

「今日は何のお片づけの音が鳴るのか内緒だよ」
と伝えておくと、何が鳴るのか分からないサプライズ感が面白いのか「今日はベルだ!」と笑って楽しんでくれたりしました。

子どもの素直さを上手く利用して、嫌な音ではなく「わくわく」に変えられるといいですね。

楽しく片付けよう

【お片づけも遊びのひとつ】
低年齢のお子さんほど楽しんでくれました。

その日によって反応も違うので「この作戦だと飽きちゃったか〜」「今日はこの作戦でいってみよう」と試しながらなんですけどね

スピード競争!
「わたしとどちらが早く片付けられるかな?」

次の予定があって急いで欲しい時、思わず「急いで!」「早く片付けて!」という言葉がけをしたくなってしまうのですが…

意外と逆効果で、子どものやる気が半減してわざとゆーーっくり片付け始めて、「もおー!」って思っちゃうことありますよね。笑

5分以内で終わるように楽しく付き合っちゃうと結果的に早くお片づけが終わって、お互いにごきげんで笑顔でいられたりしますよ。

洋服やエプロンにおもちゃを集めてたくさん運ぶ競争!
「どちらがたくさん持てるかな?」

砂時計が落ちるまで競争!
時間制限を設けて大急ぎで片付けるのもスリルがあって楽しめます。

片付けが終わったら楽しいことがある作戦!
「お片付けが終わったらおやつだよ♪」
「片付いたら、公園に虫取りに行けそうだな〜」
「お風呂で泡で遊ぼうかな〜と思ってるんだよね」

冒頭でお話した通り、片付けは子どもも大人にとっても大変なものです。

「遊ぶのは楽しいけど片付けは嫌い」になる前に、出したら元の場所に戻す(片付ける)クセを【面白く】つくっていけたらいいですね。

どうしても遊びたい時はどうする?

色々な作戦を使っても「まだ遊びたい!」と泣かれることもしばしば…。

「しょうがないな〜あとちょっとね」だと約束が曖昧になってしまう。
頑なに「約束したでしょ!」と怒ってしまっては楽しく遊んでた気持ちが悲しい気持ちになってしまう…。

いつでも我を通せるわけではないので…お互いが平等に納得できるように、再度約束を冷静に話し合いましょう。

「まだ途中だったのに」と遊びが完成していなかったり満足していない場合は、どこまで仕上げたいのか、その為にはどのくらい時間が必要か、一緒に考えます。

①「◯時になったら【明日続きにする】【片付け】の約束だよ」

②「本当はもう約束の時間だけど、(父母)もその時間までは待つお約束するね、〇〇ちゃんもお片づけのお約束守ってね」
③「ちゃんとお片づけしないと、おもちゃ箱のお家に帰れなくて悲しくて◯◯ちゃんが寝ている間に、おもちゃの国に帰ってしまうかもしれないね…」

①は、改めて決めたお片づけの時間を再確認

②は、大人が約束を守ってくれないと子どもはとても悲しいのと同じで、大人も子どもが約束を守ってくれないと悲しい気持ちになること

③は、低年齢のお子さんに効果があったのですがおもちゃを擬人化して「おもちゃさんは、お家に帰れないと家族に会えなくて悲しくなってしまう」ことを伝えています。

自分と同じなんだと共感したり相手の立場に立って気持ちを理解しようとしてくれます。

癇癪で片付けられないことが続いた翌日

「片付けられないなら、もうおもちゃ捨てちゃうよ!」と伝えたら、ずっと泣かれて大惨事だった…と保護者の方からお聞きしたことがあります

思わず言いたくなっちゃう気持ち、すごーく分かります。。
叱る側も体力を消耗する、泣かせたいのではなくただ「片付けをして」欲しいだけ。

低年齢の担任をしている頃、「泣くと片付けなくても諦めてもらえる」と覚えてしまってるのを感じた時に心を鬼にして子どもたちが幼稚園から降園した後(おうちなら眠った後)におもちゃ箱を空にしておきました。

おもちゃがないことに気づいて「おもちゃは?」と聞いてきたら
演技力が必要になりますが「えぇ!いつ無くなったんだろう!…一緒に探そうか?」と不思議そうな顔をして一緒に探します。

探している間
「どうしておもちゃは無くなったんだろうね?」「どろぼうかな?」「どこに行ったのかな?」と子どもに問いかけながら一緒に考えます。

無事におもちゃを見つけられたら
「おもちゃさんは、片付けてくれないと嫌になって居なくなってしまうのかもしれないね」
「おもちゃさんも一緒に遊んで欲しいけど、お片づけでお家に帰りたいんだね」
と、代弁をして「お片づけできる?」「うん」と約束します。

「先生のせいで無くなった!」ではなく「自分がお片づけしなかったからかな…」と反省した子どもさんは、次の朝おもちゃ箱にあると「よかった」と安心して片付けをするようになりました。

こちらは一回限りの作戦で、年齢を重ねると効果がなく、可哀想なので最後の手段です

おもちゃの収納

どのような収納だと片付けやすい?

何でも入れてもOKの箱はどうでしょう?

メリット
片付けがとにかく楽です。
片付け時間が早く終わります。

デメリット
おもちゃを出す時も「遊びたいもの」を選ばずに「全部出す」ことになります。

色別におもちゃを分けるのはどうでしょう?

メリット
「水色:ブロック」「黄色:ビーズ」「赤:おままごと」など分けておけて、出し入れがとても簡単です。

デメリット
「何色に何をいれるのか」誰でも分かるわけではないので、【友達】や【祖父母】など一緒に遊ぶ人によって片付ける時に手間取ってしまうことがあります。

収納ケースにイラストや写真を貼るのはどうでしょう?

メリット
子どもも大人も出したり片付ける場所がひと目でとっても分かりやすいです。分別しやすいので、おもちゃが混ざりにくいです。
※わたしが勤務していた幼稚園ではこちらの方法で収納していました。

デメリット
毎日家事も仕事も忙しい保護者の方にとって、イラストや写真を用意するのは大変かもしれないです。

まとめ

今回ご紹介した【お片づけのコツ】は、室内遊び、外遊びでも応用することができると思います。

時計の約束ができるようになってくると、外出時でも公園の時計、腕時計やスマートフォンでも時計を見せながら「いつになったら何をする」を伝えられて気持ちの切り替えに役立ちますね。

毎日お片づけが完璧にできなくても、お部屋が綺麗じゃない日があってもいいんです。
子どもも大人も、どうしても疲れてしまう時はあるから。

肩の力を抜いて、遊びも片付けも楽しめますように。。⭐︎

保護者のみなさんの日々の育児や、同職の先生方の負担が少し軽くなるとうれしいです。

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